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Cメジャースケール初歩の初歩?


最近はExtremeの曲のコピーに励んでいるkk6です。こんばんは。

さて、耳コピしてて思ったんですが、耳で音をとってそれを暗記して弾くだけでは結局Tabを暗記するのと何も変わらないんじゃないかということに気づきました。まあそれは少々乱暴な言い方ですが、やはり理論を知っておいた上で「このコードに対してこのスケールを使ってるのか」とか分析しながらコピーしたほうが、そのギタリストが好んで使うスケールとかも把握できますし、耳コピする際にも1音1音順番に聴き取るのに比べれば、まず主体にしてるであろうスケールを導き出してやれれば断然効率がよくなりますよね。

というわけでスケールの勉強を再開したのですが、色んな教本とかにありがちなのが5つのポジションを丸暗記させるパターン。

こんなやつ↓
cf49cb83.gif

これでも一応覚えはしたんですが、1つのポジションにつき17も押さえるところがあって、理論初心者には少々きつかったです。そこで、自分なりにもうちょっと簡単な方法を見つけたので紹介しますね。

ドレミファソラシド

Cメジャースケールというのは、いわゆる「ド,レ,ミ,フ,ァ,ソ,ラ,シ,ド」ってやつです。アルファベットで表記すると「C,D,E,F,G,A,B,C」となります。この「ドレミファソラシド」についてですが、下の図を見てください。

無題.PNG

「全」というのは全音差、「半」というのは半音差をあらわしています。ギターのフレットでいうと、全音というのは2フレット分、半音というのは1フレット分です。例えばC(ド)→D(レ)とギターで弾く場合は、Cを鳴らした後、ボディ側に2フレットずらしたフレットを押さえて鳴らすとD音が鳴る、といった具合です。
このように、ある音をルート(基準音)として「全-全-半-全-全-全-半」と並べた音階をメジャースケール(イオニアン・スケール)と呼ぶわけです。Dを基準音にすればDメジャースケール、G#を基準音にすればG#メジャースケール、といった具合です。

ただし、D(レ)から「全-全-半-全-全-全-半」と弾けばDメジャースケールですが、D(レ)から「レミファソラシドレ」と弾いたものはDメジャースケールではありません。何故なら「レミファソラシド」の音程差を見てみると「全-半-全-全-全-半-全」となっているからです。これは「ドリアン・モード(ドリアン・スケール)」というチャーチ・モードの1つです。

また後日紹介しますが、チャーチ・モードには「イオニアン・ドリアン・フリジアン・リディアン・ミクソリディアン・エオニアン・ロクリアン」という7つのスケールがあります。メジャースケールの第1音をルートにすると「イオニアン」、第2音をルートにすると「ドリアン」、第3音をルートにすると「フリジアン」…(以下略)といった具合です。この辺は自分もまだ勉強しはじめたところですし、覚え方にしても人によって様々なのでどういう覚え方が一番理解しやすいかはもう少し研究してから紹介したいと思います。なので「一応こういうのがあるんだな」程度に覚えておいてください。

ギターの各弦間の音程差

チューニングの仕方は色々あると思いますが、

6弦5フレット→5弦開放弦
5弦5フレット→4弦開放弦
4弦5フレット→3弦開放弦
3弦4フレット→2弦開放弦
2弦5フレット→1弦開放弦

というチューニング方法で大まかなチューニングをして、そこからチューナーで微調整という人も多いんじゃないでしょうか。ご覧の通り3弦だけ4フレットを押さえるようになってます。ギターの開放弦を6弦から順に鳴らしていくと「E,A,D,G,B,E」と並んでいます。6弦と5弦、5弦と4弦、4弦と3弦、2弦と1弦の間はそれぞれ2,5音差(5フレット分)になっていますが、3弦と2弦の間だけは2音差(4フレット分)となっています。

では実践

今回はメジャースケールの中でも、Cメジャースケールだけに絞ってみます。また、最初に紹介したような17もの音を暗記するようなものではなく、1オクターブ分(7音)だけを覚えていきます。

6弦ルート
6c.png

この形を基本ポジションとして覚えます。6弦8フレットの赤丸がルートであるC音(ド)です。そこからドレミファソラシドと弾くと上のような並びになります。

5弦ルート
5c.png

5弦3フレットのC音から弾きはじめます。お気づきかと思いますが、先ほどの6弦ルートの場合と同じ形になっています。

4弦ルート
4c.png

今度は4弦10フレットのC音からスタート。4弦C(ド)→3弦G(ソ)までは6弦や5弦と同じポジションなのですが、そこからが少し形が変わります。前述のチューニングの項目の時に説明したとおり、3弦と2弦の開放弦の音程差は2音です。なので2弦だけボディ側に1フレットずらしてやります。

最後のオクターブ上のC(ド)である赤丸ですが、2弦13フレットだけでなく1弦8フレットにもあります。指板上を複雑に動き回るジャズ系のソロをとる場合はこちらを利用する機会も増えるかもしれません。ロック系の速弾きなんかだと前者のポジションを使うことが多いかと思いますが。後々のためにもどちらにも対応できるように覚えておいて損はないでしょう。

3弦ルート
3c.png

今回はスタートである3弦のポジションだけがヘッド側に1フレットずれているように見えますが、そう考えると混乱するので、ここはやはり先ほどと同じように2弦のポジションを1フレット分ボディ側へずらし、それにつられる形で1弦のポジションもボディ側へ1フレット分ずらす、と考えたほうがいいでしょう。

結局のところ、指板上のC(ド)がどこにあるかさえ覚えてしまえば、上の4つのパターンに当てはめてしまえばいいだけです。ただし、これだとルート音からでないと弾きはじめられない癖がついてしまいそうなので、あくまでも初歩の初歩として上のポジションを踏まえながら、徐々に基本ポジションを拡張してやったり、最初にお話した「5つのポジション」を覚えたりしてみるといいんじゃないかなと思います。そして最終的には指板上のどこを押さえたらどの音がなるかを把握できるようになればいいんではないかと。こればっかりはすぐに会得できるものでもないので、焦らずコツコツ続けるのがいいでしょうね。

最後に、僕もまだ勉強したてなので理論に詳しい方、間違ってたり、そこはこうしたほうが理解しやすいよ、などありましたらメールやコメントを頂けると助かります。

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3 comments

Ken

うおー!凄い勉強んなります!
そういえばずっと前に俺もペンタ練習してたんですが、最近はサボり気味・・・もう忘れちゃいましたw

by Ken (2008-08-12 22:47) 

kk6

今自分で読み返してて気づいたんですが、6弦ルートの最後の音と4弦ルートの最初の音は共に4弦10フレットになってますね。てことはこの2つを組み合わせただけで2オクターブ制覇ということになりますね!
by kk6 (2008-08-12 22:49) 

kk6

■Kenさん
あ、コメントかぶった…w

ペンタはロック系なら下手するとメジャースケールより重要になってくるので覚えといたほうがいいですよ!じゃあ次はペンタでも取り上げて記事にしてみますかね…w
by kk6 (2008-08-12 22:52) 

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