早弾きが上手くなりたい人にオススメの本
2007.12.17 (Mon)
ギター・マガジン 速弾きがうまくなる理由ヘタな理由(CD付)
- 作者: 加茂 フミヨシ
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2007/05/12
- メディア: 単行本
【CONTENTS】
■第1章:ピッキング系フレーズ
◎正確なオルタネイトができない
◎歪んだ音でしか速く弾けない
◎弦移動時に不安定なピッキングになる
◎マシンガン・ピッキングにパワー感がない
■第2章:フィンガリング系フレーズ
◎ポジション移動時に左手が不安定になる
◎レガート・フレーズの途中で音が切れてしまう
◎連続したレガートでリズムがヨレる
◎ストレッチで指が開かない
◎ストレッチと通常フォームの切り替えが苦手
◎ジョイント・プレイがうまくできない
■第3章:ハイテク系フレーズ
◎タッピングの弦移動時に余計な弦が鳴る
◎ノイズ混じりのスウィープになってしまう
◎安定したリズムでスウィープができない
◎エコノミーの連続アップ・ピッキングが苦手
◎スキッピングが正確に弾けない
◎チキン・ピッキングの指弾き部分がスムーズに弾けない
■第4章:ハイテク・バッキング
◎高速ダウン・ピッキングができない
◎速弾き混じりのバッキングがうまく弾けない
■総まとめ練習曲:幻想即興曲(ショパン)
毎日練習フレーズを弾きたおしているのに中々上達しない...そんな事はないですか?練習というのは分析が大事。ただ闇雲に弾いていてもあまり上達は望めません。自分が今なにが苦手なのか?それを克服するにはどうすればいいのか?ギターを人から習っている人なら、先生からアドバイスをもらって苦手克服もできるんだろうけど、そうでない人は「自分が上手く弾けない原因」に中々気がつかなかったりします。
この本は各章の冒頭で「上手く弾けない原因」を説明してくれています。もちろんどう修正するべきかもしっかりと説明されています。練習フレーズも長すぎず、それでいて充実した内容。
そして一番うれしいのが、応用フレーズが「生きたフレーズ」であること。ギター教則本の応用フレーズでありがちなのが、練習フレーズをつなぎ合わせただけの機械的なフレーズだったりするけれど、この本の応用フレーズはそのまま曲のソロに使えそうなくらいフレーズが生きている。実際に自分でオリジナルのソロを作るときやアドリブでソロをとるときに、今まで練習してきたフレーズをどのように組み込めばいいかということさえ学べる良書だと思います。
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