気になる教則本2冊
2009.10.14 (Wed)
ちょっと気になる教則本が2冊あったので立ち読みしてきました。大村孝佳くんの本とKelly Simonzさんの本です。
どっちも欲しいのは欲しいんですが、一度に両方買ってもしょうがないのでどちらを先に買うべきか迷ったので中身をちらっと覗いてきたわけです。そしてその場では買わずあとでYoutube等で本人ないしは購入した人が収録フレーズに挑戦したものを聴いて、どういうフレーズが収録されてるか視聴して決めよう、というわけです。
今回どちらもご本人の模範演奏が見つかったので紹介してみましたが、kellyさんのほうが各章末にのってる小曲の演奏動画しかなく、これがまた超絶なため大村君の動画のインパクトがちょっと…と思ったのでかなりクセのあるやつ選んでみました。他にもお二人の模範演奏は結構あるので探してみてください。
で、感想としては大村本の方が初心者~上級者まで使える本だなという印象を受けました。なんせ「基礎力を鍛える」と銘打ってるくらいですから。本人の手写真とかも交えて基本的なポイントをわかりやすく説明してくれてるので、僕みたいに独学でギターやってる人間は重宝すると思います。この本は難しいフレーズに挑戦するというよりは、フレーズと解説を通じて基礎固めをしよう、そんな本だと思います。もちろんそう簡単なフレーズじゃないんですが(笑
kelly本のほうはというと、これは大村本とは真逆の性格の本だと思います。とにかく超絶。上級者がさらに高みを求めるために活用すべき本かなぁという印象でした。意外だったのはただ速弾きフレーズをひたすら練習させられるのではなくて、バッキング用のフレーズも結構入ってたことです。それからネオクラシカルみたいなのだけじゃなくてジャズ・フュージョンとかのフレーズも入ってて、かなり幅広いなといった印象。とにかくもっと上手くなりたいと思ったら買いだと思います。
どちらの本もフレーズが単なるメカニカルトレーニングではないというところがいいですね。ちゃんと音楽してる。初心者~中級者は大村君の本でみっちり練習して上達したらkellyさんの本に挑戦するのがいいんじゃないかと思います。僕はそうするつもりです。
ギター力をイチから鍛え直す! 烈奏ギター道場 ギター基礎力を向上させるための修練道場、ここに開門! CD付 (シンコー・ミュージックMOOK)
- 作者: 大村 孝佳
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2009/07/22
- メディア: ムック
ギター・マガジン 超絶ギタリスト養成ギプス (CD付き) (リットーミュージック・ムック)
- 作者: Kelly Simonz
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2009/08/22
- メディア: ムック
どっちも欲しいのは欲しいんですが、一度に両方買ってもしょうがないのでどちらを先に買うべきか迷ったので中身をちらっと覗いてきたわけです。そしてその場では買わずあとでYoutube等で本人ないしは購入した人が収録フレーズに挑戦したものを聴いて、どういうフレーズが収録されてるか視聴して決めよう、というわけです。
今回どちらもご本人の模範演奏が見つかったので紹介してみましたが、kellyさんのほうが各章末にのってる小曲の演奏動画しかなく、これがまた超絶なため大村君の動画のインパクトがちょっと…と思ったのでかなりクセのあるやつ選んでみました。他にもお二人の模範演奏は結構あるので探してみてください。
で、感想としては大村本の方が初心者~上級者まで使える本だなという印象を受けました。なんせ「基礎力を鍛える」と銘打ってるくらいですから。本人の手写真とかも交えて基本的なポイントをわかりやすく説明してくれてるので、僕みたいに独学でギターやってる人間は重宝すると思います。この本は難しいフレーズに挑戦するというよりは、フレーズと解説を通じて基礎固めをしよう、そんな本だと思います。もちろんそう簡単なフレーズじゃないんですが(笑
kelly本のほうはというと、これは大村本とは真逆の性格の本だと思います。とにかく超絶。上級者がさらに高みを求めるために活用すべき本かなぁという印象でした。意外だったのはただ速弾きフレーズをひたすら練習させられるのではなくて、バッキング用のフレーズも結構入ってたことです。それからネオクラシカルみたいなのだけじゃなくてジャズ・フュージョンとかのフレーズも入ってて、かなり幅広いなといった印象。とにかくもっと上手くなりたいと思ったら買いだと思います。
どちらの本もフレーズが単なるメカニカルトレーニングではないというところがいいですね。ちゃんと音楽してる。初心者~中級者は大村君の本でみっちり練習して上達したらkellyさんの本に挑戦するのがいいんじゃないかと思います。僕はそうするつもりです。
地獄本より地獄
2008.12.28 (Sun)
ちょっとネットでいろいろ調べ物しててたまたま某巨大掲示板の「タメになった教則本を紹介するスレ」みたいなところで加茂フミヨシさんの本「速弾きがうまくなる理由ヘタな理由」の話題が出てました。地獄のメカニカルトレーニングを一通りやった人が加茂さんの本をやろうとすると
1.地獄本よりTABがシンプル。簡単そう。
2.実際に弾く。弾ける。なんだやっぱり簡単じゃん。
3.CDの模範演奏聴く。…おいおいなんだこのテンポ…弾けるわけねーだろ…。
というステップを踏むそうです(笑
みなさん口をそろえて言ってたのが
「地獄本より地獄」
地獄本は実践的なフレーズの数をこなすことに重きをおいてるような気がしますが、加茂さんの本のフレーズは悪い弾き方を矯正するように作られたフレーズなので、TAB自体はシンプルで覚えやすいです。シンプルで短いフレーズのほうが後々アドリブ演奏などの時に使えていいんじゃないでしょうか。また、CDの模範演奏のテンポはあくまでも模範演奏で、それよりも遅いテンポに合格テンポが設定されてます。例えば模範演奏のテンポが150のフレーズだと合格テンポは120といった具合。ただこの合格ラインが曲者なんですよね。弾けるか弾けないかという絶妙なところに合格ラインが設定されてる気がします。
僕も最近、この本は解説のページを参考にするだけにとどまってましたが、久々に練習フレーズにも挑戦してみようと思います。
DVD版も出てたんですね。知りませんでした。
ちなみに以下のページの下のほうで加茂さんのデモ演奏が見られます。
http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/guitar1_data/06217201.html
また、この本の総まとめ練習曲であるショパンの「幻想即興曲」を加茂さんが実際に演奏してる動画を見つけたので紹介します。
1.地獄本よりTABがシンプル。簡単そう。
2.実際に弾く。弾ける。なんだやっぱり簡単じゃん。
3.CDの模範演奏聴く。…おいおいなんだこのテンポ…弾けるわけねーだろ…。
というステップを踏むそうです(笑
みなさん口をそろえて言ってたのが
「地獄本より地獄」
地獄本は実践的なフレーズの数をこなすことに重きをおいてるような気がしますが、加茂さんの本のフレーズは悪い弾き方を矯正するように作られたフレーズなので、TAB自体はシンプルで覚えやすいです。シンプルで短いフレーズのほうが後々アドリブ演奏などの時に使えていいんじゃないでしょうか。また、CDの模範演奏のテンポはあくまでも模範演奏で、それよりも遅いテンポに合格テンポが設定されてます。例えば模範演奏のテンポが150のフレーズだと合格テンポは120といった具合。ただこの合格ラインが曲者なんですよね。弾けるか弾けないかという絶妙なところに合格ラインが設定されてる気がします。
僕も最近、この本は解説のページを参考にするだけにとどまってましたが、久々に練習フレーズにも挑戦してみようと思います。
ギター・マガジン 速弾きがうまくなる理由ヘタな理由(CD付)
- 作者: 加茂 フミヨシ
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2007/05/12
- メディア: 単行本
DVD版も出てたんですね。知りませんでした。
ちなみに以下のページの下のほうで加茂さんのデモ演奏が見られます。
http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/guitar1_data/06217201.html
また、この本の総まとめ練習曲であるショパンの「幻想即興曲」を加茂さんが実際に演奏してる動画を見つけたので紹介します。