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08.12.5 Extreme Live レポ -


行ってまいりました「Extreme Take Us Alive Tour 2008」!

今回は冒頭の3曲まで写真撮影が許可されているということでデジカメ持参で今か今かと待ち構えておりました。するとバックにニューアルバムのジャケットと同じロゴが浮かび上がり「Comfortably Dumb」スタート!

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初めてのExtremeの生の音圧にいきなり圧倒される自分。今はCDも高音質だし、動画でも彼らの演奏を見られる時代なんですが、やはりライブは迫力が圧倒的に違いました。この、音圧が体全体にズシンと響き渡る感覚はライブでしか味わえない、まさにライブならではの醍醐味ですよね。久しくライブに行っていなかったので忘れてました。そしてちゃっかり写真も撮ってたりしたんですが、ふと気づいたんですよ。

「目の前でExtremeが演奏してるのに何でカメラ越しに(デジカメのちっちゃな液晶で)見てるんだ自分!」

きっと舞い上がってたんでしょうね、1曲目の終盤でそのことに気づきました。そしてすぐさまカメラをポケットに。
さて、ヌーノはというと1曲目から飛ばしまくり!ソロではCDとは全然違う、弾きまくり暴れまくりのソロを披露。それが数小節あった後、続けざまにCDと同じソロに突入。なんだか得した気分でした(笑

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そしておなじみ「Decadence Dance」!1曲目は新曲ということもあってそうでもなかったんですが、やはりこの曲では感慨深いものがありました。僕がこの曲の虜になった時にはすでにExtremeは解散してましたからね。まさかこの曲を生で聴ける日が来るとは…。

そんな事を思いつつ「Rest In Peace~Star~Tell Me Something I Don't Know」までをノリノリで楽しんだ後、6曲目でうれしいハプニングが。おもむろにパットが弾きはじめたベースライン…これは…Tragic Comic!

この曲は前々から日本のファンがリクエストしていて、ゲイリーの耳にも届いたんだけど「今度ね」みたいなこと言われてたんですが、東京最終日にてついにやってくれました!このタイミング、この演出でのTragic Comicにはやられました。さっきまでノリノリで「すげー!」とか思ってたんですが、なんだかいろんな思いが込み上げてきて…泣きはしませんでしたが、目は潤んでたと思います。

そんなサプライズが終わり、1stから3曲「Kid Ego/Little Girls/Teacher's Pet Medley」のメドレー開始!そして締めは「Play with me」!やはりこの曲は盛り上がりますね。ていうかヴォーカルのゲイリーが観客をのせるのが上手い(笑

さて、Play With Me終了後ヌーノがスタッフにギターを渡します。ゲイリーに「ギターがないと次の曲を始められないじゃないか」というような事を言われるんですが、ここでおもむろにパットがヌーノに近づいて行き、自分の持っていたベースをヌーノに!自身は奥のスタッフからN4を受け取ります。お互いの担当楽器を交換して演奏を開始するヌーノとパットですが、もう何を演奏してるのかわからない(笑)これじゃダメだと言うことで、再び楽器を交換。そしてふたたび新曲から「Learn To Love」。これ聴きたかったんですよねー。確か今まで一度もライブで披露していない曲を東京最終日にやってくれるという情報をどこかで見たんですが、これだったとは!なるほど、この曲はドロップDチューニングだからギターを交換する為にさっきのような演出をしたのか(笑)

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そして曲が終わるとステージにイスが用意されます。ということは…おお、やはりアコギ登場!そして「Midnight Express」へ!この曲は歌ものではないので、場内一同しばし曲を聞き入っていた様子。そして曲が終わりゲイリー登場。ということはあれですよね。「More Than Words」。予想通りサビの部分ではゲイリーが「さあ、みんな歌って!」と言ってマイクを客席に向け、場内大合唱。ゲイリーが「もっと!もっと聴かせてくれ!」といわんばかりのアクションを見せてくるので僕もそれに応えるべく一生懸命歌いましたとも。するとヌーノが曲が終わった後に日本語で「キレイ ナ コエ ダネ」と言ってました。

続いてアコギが引っ込んだと思ったらヌーノの為に用意された楽器はギターではなく、なんとピアノ。ピアノでの即興的な演奏から「Ghost」へ。この曲をピアノで演奏するヌーノ、そしてゲイリーを見ていると、脳裏にはQueenのヴォーカリスト、フレディ・マーキュリーがピアノで演奏しながら歌うシーンがよぎりました。

Ghostが終わると、ドラムのケヴィンが「Cupid's Dead」を叩きはじめました。この時ヌーノはまだピアノ。あれ、どうするんだろうと思ったのもつかの間、リズムに合わせてピアノで弾きまくるヌーノ!まあそれはちょっとだけでしたが(笑)んで、ヌーノはギターを取りにおくに引っ込むんですが、なかなか出てこない。前日の公演では機材トラブルがあったらしくて、ゲイリーも一瞬それが頭をよぎったのか、心配そうにヌーノの様子を見に行こうとします。すると場内にヌーノのギターサウンドが!ヌーノが再びステージに戻ってきて「Cupid's Dead」が始まりました。もう何度弾いたことか…それくらい大好きなこの曲、ノリノリで楽しませてもらいました。ギターソロ前のブレイク的(?)なフレーズ、ヌーノはどうやって弾いてるんだろうと思ってたんですが、ちょうどそのフレーズのところあたりでステージ左側に来てくれました!で、問題のフレーズですが、見た感じこの日はフルピッキングで弾いてたようでした。

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Cupid's Deadが終わったら、続いてツアータイトルにもなっている「Take Us Alive」。正直、ツアータイトルになっているものの、この曲は若干浮くんじゃないかとか心配してましたが、そんな心配は無用でした。この曲でさらに盛り上がった気がしましたね。さて、たしかこの曲のラストだったと思うんですよね。Extremeに限らず日本のアマチュアバンドなんかでも、ライブで曲を演奏するとラストにみんなで「ジャーン」とやってしめるじゃないですか。そこでヌーノがフェイントをかけるんですよね(笑)ドラムのケヴィンも反応はしてしまったものの、かろうじてドラムの音を出す寸前でとめることができた様子。その後しばしヌーノとケヴィンの駆け引き(フェントの掛け合い)があるんですが、いい加減あきれたゲイリー(といっても演出でしょうけど 笑)がそろそろちゃんと終わってくれみたいな感じでヌーノに話しかけたところ、ヌーノがこの曲のエンディングをCDの倍くらいのテンポで演奏し無事終了。えーっと…自作のパワー・タブはテンポ140にしたら大体原曲くらいの速度だったんですが…今いろいろテンポをいじってたら、どうやら昨日のこのシーンでヌーノはテンポ210くらいで弾いてたみたいです(笑

さて、ここで一旦メンバー全員(だったかな?)が奥へ引っ込み、ヌーノだけが再登場してMCにはいります。が、虫の羽音が!ヌーノはしらじらしく「虫が飛んでてうっとおしい」みたいなジェスチャーをするんですが、見てるこっちはもう次に「Flight of The Wounded Bumble Bee」をやるのがわかってたので期待しながらその一人芝居を眺めてました(笑)実際演奏が始まって思ったのが、とてもディレイトリックを使ってるとは思えないほど、ディレイ音と実音のトーンに差がないことです。僕も何度かコピーを試みたことがありますし、ネット上で他人の演奏を聴いたこともあるんですが、どうしてもディレイトリックっぽさが出てしまうんですよね。ちなみにこの曲、2ndアルバムの「He-Man Woman Hater」という曲のイントロ部分のことなんですが、今回これの後に続けてHe-man本編のリフを少しだけ披露してくれましたね。ヌーノがノリノリでHe-manを弾いてたらパットが近づいてきておもむろにN4のネックをガシッとわしづかみ。そして「違うよ」というようなジェスチャーを見せたかと思ったら、「Get The Funk Out」のイントロのリフを刻み始めるじゃないですか!この曲、リズムそのものがノリノリな上にゲイリーが観客に再度大合唱を求めるもんだから…間違いなく一番盛り上がった瞬間だったと思います。それと同時に、事前に前日までのセットリストを把握していたので、「ああ、これ終わったらもうアンコールか…」と、少々複雑な気持ちにもなりましたね。

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というわけでアンコールでは「Am I Ever Gonna Change」と「Hole Hearted」の2曲を演奏してくれたんですが、Am I Ever ~は1曲の中でどんどん曲調が変わるのでとても1曲だったとは思えないくらい楽しめました。「この曲ってこんなにいい曲だったんだなぁ」と改めて思わせてくれる、そんなパフォーマンスでした。曲を始める前にギターでカッティングしながらMCをするヌーノ。たしかここだったと思います。2日目にも言ってくれたあの言葉。日本語で「ニホン ノ ファン ハ … トク ベツ デス !」を聞くことができました!

そしてラストのHole Heartedは個人的に大好きな曲。あっという間の2時間ちょっとを振り返り、少々名残惜しい気持ちも抱きながら最後まで聴き入ってました。(もちろん一緒になって歌ってました 笑)

すべてのプログラムが終了し、ステージ上でメンバー4人肩を組み合い、ファンへ向けてありがとうと。その後はステージから降りて、最前列あたりの人たちはメンバーと握手やハイタッチをしてました。それを後ろの方からうらやましそうに眺めつつ、次回はもっといい席取れるようにすぐチケット買おうと決意したりなんかしました(笑)

というわけであっという間に過ぎた2時間ちょっとでしたが、最高のステージを見ることができました。

セットリストは以下のとおり。

12/05/08 Tokyo, Japan Shibuya C.C Lemon Hall

1. Comfortably Dumb
2. Decadence Dance
3. Rest In Peace
4. Star
5. Tell Me Something I Don't Know
6. Tragic Comic
7. Kid Ego/Little Girls/Teacher's Pet Medley
8. Play With Me
9. Learn To Love
10. Midnight Express
11. More Than Words
12. Ghost
13. Cupid's Dead
14. Take Us Alive
15. Flight of The Wounded Bumble Bee
16. Get The Funk Out
------------------------------------
17. Am I Ever Gonna Change
18. Hole Hearted

そうそう、今回は以前にも書いたようにグッズを買ってきました。元々UDOのサイトでTシャツとリストバンドを買おうと思ってたんですが、グッズ売り場とは別のところで「新譜をご購入の方、先着50名様にサイン入り色紙をプレゼントしますー。残り10枚程度ですー。」

…即買いに行きました(笑

まあ、元々持ってるのは日本版やアメリカ版より1週間くらい早く発売されたオーストラリア版なので、ボーナストラックが違うやつだからいいかな、と(言い訳

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7 comments

家事手伝い

あれフルピッキングで弾くんだ(;°ロ°)やっぱすごいな...
すごいレポw
Play With Meのソロとライブできいたら発狂しそw
うらやますぃ><
by 家事手伝い (2008-12-06 23:36) 

kk6

■家事手伝いさん
多分ですけどねw>フルピッキング
あ、ちなみに6連符(一瞬早くなるところ)はフルじゃないと思います。むしろあそこは1音か2音くらいしかピッキングしてなさそうです。

6連符の後もう一度繰り返すところ、今では全然違うフレーズを弾いてますが、昔はCDどおりのフレーズをノンピッキングで弾いてたみたいです。
http://jp.youtube.com/watch?v=5PgwSL6reWE
(3:53あたり)
by kk6 (2008-12-07 00:52) 

家事手伝い

ほんとだw 
いいもんみせてもらいました(*´Д`*)
最悪ピッキングしなくてもいいってことなんだけど
しないと音でないしするとむずかしいし(;´ρ`)
by 家事手伝い (2008-12-07 05:01) 

hrk

生の迫力って凄いんでしょうね!
私もライブとか行ってみたいな><

それとやっぱり写真撮影OKと言うのも、凄いですよね♪

by hrk (2008-12-07 08:41) 

baku

ヌーノすごかったですね。
その一言につきます。

ライブレポのトラックバック御願いします。

by baku (2008-12-07 09:45) 

Ken

うおおおおおおおおおお!!!!
凄い!!文字なのに!文字なのに、文字なのに迫力が伝わってきました!

最初、あれ?意外と記事短い?!と思ったら
kk6さんにしては珍しく記事のしたに「続きを読む」のボタンがw
これを押すと凄い量の文字が!

でも、たかが文字とあなどった俺はアホでした。
読んでるうちに感情移入して、あたかもライブに自分もいたような感動を覚えました。
熱いレポ有難うございます!
そして技術的な部分でもすごく勉強になったし面白かったです!

てか、生サイン 超うらやましい!

by Ken (2008-12-07 17:03) 

kk6

■家事手伝いさん
そうですね、左手のタップだけで音を出さないといけないので、ある意味難しいですね。しかもノイズのことも考えると…。

■hrkさん
ライブ行った事ないんですか?一度ぜひ行ってみることをお勧めしますよ!
こういうプロのライブじゃなくても、結構楽しめますよ。

写真撮影OKなライブなんて初めてでしたw

■bakuさん
すごかったですね!圧倒されました。
トラックバック先ほど承認しましたー。

■Kenさん
おお、少しでもライブの感動が伝わったみたいでよかったです。
さすがに凄く長くなったので「続きを読む」を使ってみました。
by kk6 (2008-12-07 18:42) 

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